ここまで、顧客体験価値の上位50にランクインしたカフェ・ファストフードブランドにフォーカスしてその特徴を考察してきた。いずれも、顧客体験価値を形成する「体験価値」の5つの要素の評価結果については傾向に大きな違いはなかったものの、顧客との絆を作っていくための各ブランドの取り組みが明らかになった。
顧客体験価値の5つの要素は、顧客体験価値がどれだけ高いかを評価する指標であるとともに、「顧客のことをよく理解しているブランド」として顧客に認識してもらうための切り口ともいえる。
顧客体験価値を高めるためには、それぞれの指標についてさらなる高水準を目指し強化する必要がある。そのアプローチの原点にあるものは、そのブランドならではの特徴をどこに設定して、どう一貫した強力な体験を創り上げていくかを定義することだ。
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