投資信託協会がまとめた7月の投資信託の状況によると、公募投信の運用額は161兆262億円となり、2カ月ぶりに増加に転じた。内外株式市場の上昇による運用増加などが主な要因となる。
新規設定額(販売された投信の額)は5兆167億円、解約は4兆5926億円で、償還は178億円となった。差し引き、4063億円が新たに流入した形となる。63カ月連続の流入超過となり、過去最長を更新した。また、収益分配額が1兆2428億円と過去最大となった。
運用会社別の規模トップは野村アセットマネジメント。運用額は43兆7175億円で、全体の約27%を占める。次いで2位に大和アセットマネジメント(21兆3026億円)、3位に日興アセットマネジメント(20兆8503億円)と続いた。
設定額から解約額を引いた資産増減で、最も額が大きかったのは大和アセットマネジメントで1098億円の増加だった。続いて2位に三菱UFJ国際投信(965億円)、3位に三井住友DSアセットマネジメント(430億円)が入った。
資金増減で減少が最も大きかったのは、アセットマネジメントOneで677億円減少した。次いで、日興アセットマネジメントが215億円の減少、ブラックロック・ジャパンが189億円の減少、東京海上アセットマネジメントが71億円、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが70億円、それぞれ減少した。
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