このようなノンアル・低アルブームが見られるなか、6月30日にオープンしたスマドリバー渋谷。若者でにぎわう渋谷センター街に位置し、ビルは全面ガラス張りで開放感がある。バーというより、おしゃれなレストランやカフェに近い雰囲気だ。
特徴は、100種類を超えるノンアル・低アルメニューを取り扱うノンアル・低アル専門店であるということ。ドリンクメニューの多くは、0〜3%までの3種類のアルコール度数から好みを選ぶことができる。
アルコール離れが進む20〜30代をターゲットにしており、中でも「体質的にアルコールを飲めないが、飲みの場は好きな人」と「アルコールを飲めるが、自宅では飲まない。飲みの場は好きだけれど、あまり酔い過ぎたくない人」の2タイプが持つニーズを突き詰めたという。
直近のデータでは、1日の平均来店者数は約164人。圧倒的に多い層は、来店者全体の約52%を占める20代女性だ。年代別で見ると、来店者全体の約70%が20代だという。
アルコール度数の人気は、3%、0%、0.5%の順となる。元田氏は「来店者層や来店動機は、当初の想定どおりだ」と話す。
「来店動機として多いのは、飲めない友だちと飲食を楽しみたい、SNSを見て来てみたくなった、仕事の合間のリフレッシュとして、友人から勧められた、などです。お客さまとのコミュニケーションはInstagramをメインにしていて、Insta経由での予約が目立ちます。当初から、飲める人と飲めない人が一緒に来れるバーにしたい狙いがあり、実際そのような動機で来店される方が多くいますね」(元田氏)
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