レジ袋の代わりに「指定ごみ袋」を販売 イオンが提案するマイバッグ以外の新しい選択肢東京・千葉の3拠点で実施(2/4 ページ)

» 2022年09月08日 08時00分 公開
[大村果歩ITmedia]

近隣住民は抵抗感なし

 導入当初はごみ袋をそのまま持ち歩くことに抵抗がある消費者が多いのではないかと懸念していたという。しかし、近隣から来店した人は袋を持ち歩く時間が短いため、あまり気にすることなく受け入れられた。

ゴミ袋 近隣住民は指定ごみ袋を抵抗なく受け入れた(提供:イオンリテール)

 「例えば、イオンスタイル検見川浜は徒歩で来店される方が多いことが特徴です。近隣から徒歩、自転車、車で買い物に来たお客さまには比較的抵抗なく受け入れていただけましたね。実際に購入された方からも『レジ袋購入以外の選択肢が増えてうれしい』『そのままごみ袋として利用できて便利だ』など好意的な意見をいただいています」(広報担当者)

ゴミ袋 通常イオンが販売しているレジ袋(提供:イオンリテール)

 販売枚数を聞くと、来店者層により各店舗でばらつきがあるものの、多い店舗だと1日50〜60枚程度販売しているという。

 「指定ごみ袋は千葉市民のお客さまのみのご購入に限られるため、市外からの来店が多い店舗では販売数は多くはありません。イオンリテールでは、マイバッグの利用が約87%と高いため、指定ごみ袋の販売枚数は予想していたよりも多いなと感じています。今後も、マイバッグでは足りなかったときの『選択肢』として活用してほしいですね」(広報担当者)

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