220円の商品を165円に値下げした理由は何か。くら寿司の田中邦彦社長は110円の商品を115円に値上げした分、利用客の負担を少しでも減らす狙いがあったと説明した。
価格改定にあたり、同社では店舗内のシステムを全面的に改修した。これまでは、基本的に110円のお皿1枚単位で価格設定をしていた。例えば、220円の商品を注文すると、110円の皿が2枚お客の手元に来る。食事が済んだら、ボックス席に備え付けられた投入口にお皿を入れて、カウントする仕組みだ。
10月1日からは、115円と165円の皿をそれぞれ認識できるようになる。これまでは、主に110円・220円の2種類の価格に合わせていた商品開発のバリエーションの幅も広がるとしている。
競合となるスシローでは、10月1日から郊外型の店舗において、110円の商品を120円に、165円の商品を180円に、330円の商品を360円にそれぞれ値上げするとしている。
創業以来、1皿100円(税別)にこだわって成長してきたスシローやくら寿司の値上げは消費者に支持されるか。
【お詫びと訂正:2022年9月7日午後3時7分の初出で、「店舗内のシステムを全面的に改修する」と記載いたしましたが、「店舗内のシステムを全面的に改修した」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。】
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