気象によって体調不良になった際、その原因を職場や学校など周囲に伝えることができるか聞いたところ、「伝えにくい(伝えにくいが伝える+伝えにくく伝えられないことがある+伝えにくく伝えられない)」と答えた割合は35.5%と、約3人に1人が伝えにくさを感じていることが分かった。
都道府県別では、伝えられない割合が最も多かったのは 「山形県」(42.9%)だった。
気象病による頭痛を感じたときの薬の服用について、「耐えられない痛みでない限り服用しない」または「服用しないで我慢する」と答えた割合が41.6%と、半数に迫る結果だった。
疲労改善などに詳しい、内科医師で正木クリニック(大阪市)院長の正木初美氏は、「気象による自律神経の乱れが気分の落ち込みにつながるケースも多いが、本調査で35.5%が『気象病であることを周囲に伝えにくい』と回答していることから、気象病を分かってもらえないことも大きなストレスになっている。自分自身も周囲も、『気象病』を理解することが大切だ」とコメントした。
調査は、全国の男女を対象に、インターネットで行った。期間は7月9〜10日、有効回答数は2350人。
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