オフィスの居心地どうすれば改善? 雑談しにくい相手1位は「役員」会社員500人にアンケート(1/2 ページ)

» 2022年09月13日 06時30分 公開

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 オフィス家具の製造・販売などを手掛けるプラス(東京都千代田区)は、従業員100人以上のオフィスで働く社会人500人を対象に「オフィスでの雑談」に関する調査を実施した。職場で気軽に雑談できる相手は誰か聞いたところ、1位は「同期または世代の近い同僚」だった。

photo プラスは「オフィスでの雑談」に関する調査を行った(画像はイメージ)

 リモートワークの拡大やオフィスのフリーアドレス化(固定席がなく好きな席で働くワークスタイル)が進み、毎日同じ仲間と顔を合わせる機会が減る中、同社は「どうすれば雑談しやすくなるか」をテーマにアンケートを行った。

 雑談しやすい相手について一般社員と部長職以上それぞれに聞いたところ、どちらも1位は「同期または世代の近い同僚」(一般社員72.75%、部長職以上70.00%)だった。2位以下をそれぞれ見ると、一般社員は2位「上司」(26.25%)、3位「部下」(22.00%)と続いた。

photo 職場で「雑談しやすい」と感じる相手は誰か(一般社員、プレスリリースより、以下同)

 一方、部長職以上が気軽に雑談しやすいと感じる2位は「部下」(52.00%)、3位が「上司」(30.00%)だった。

photo 職場で「雑談しやすい」と感じる相手は誰か(部長職以上)

雑談しにくいと思う相手は?

 一方「雑談しにくい」と感じる相手を尋ねたところ、1位は一般社員と部長職以上のいずれも「役員」が6割に迫った。2位も同じく「上司」、3位は一般社員は「他の部署の人」(20.75%)、部長職以上は「部下」(20.00%)だった。

photo 「気軽には雑談できない」「雑談しにくい」と感じる相手は誰か(一般社員)
photo 「気軽には雑談できない」「雑談しにくい」と感じる相手は誰か(部長職以上)

 「役員」を「雑談しにくい相手」と捉える理由を聞いたところ、「失礼があったら困る」「そもそもきっかけがない」という回答が大半を占めた。一般社員では半数近くが「上司」を雑談しにくい相手と答えており、「上司が雑談しやすいのは部下、部下が雑談しにくいのは上司」という図式があることが分かった。

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