最近、こんなケースがあった。いくつものロシア系のランサムウェア攻撃集団が、何者かによってDDos攻撃を受け、サイトなどがダウンしてアクセスできない状態になった。
「Lockbit」や「Ragnar Locker」といった集団もその攻撃に遭った。両組織ともこれまで日本を攻撃しており、特に「Lockbit」は、日本企業や病院にランサムウェア攻撃を仕掛けたことでよく知られている。2021年にランサムウェア攻撃を受けて治療ができなくなった徳島県の病院も「Lockbit」の仕業だった。
「Lockbit」は自分たちが受けたDDos攻撃は、米国政府を顧客に持つ民間セキュリティ会社の仕業だと指摘。攻撃を受けて、グループ内で使うインフラの安全やデータ保存を強化し、DDos攻撃にも強いシステムを構築すると宣言した。
サイバー攻撃集団が安全対策を宣言するのには笑ってしまうが、ランサムウェアが大きな身代金ビジネスとなっていることで、自分たちがまともなビジネス集団であると勘違いしているのだろうか。
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