なぜ「GoPro」のサブスクは人気なのか 200万人が加入している秘密新機種が登場(4/5 ページ)

» 2022年10月07日 08時00分 公開
[小林香織ITmedia]

大幅にパワーアップした3タイプの新機種

 サブスクが好調のなか創立20周年を迎えたGoProは、9月14日、3タイプの新機種「HERO11 Black」を発表した。

 21年9月に発売された「HERO10 BLACK」と比較して、よりパワフルに使いやすくなった「HERO11 Black」、動画コンテンツ制作やライブストリーミングを容易にするオールインワンクリエーションツール「HERO11 Black Creator Edition」、HERO11 Blackのパフォーマンスはそのままに、よりコンパクトで軽く、シンプルなデザインに凝縮した「HERO11 Black Mini」の3タイプだ。

「HERO11 Black Creator Edition」は、片手で操作可能、1回の充電で約4時間の4K撮影ができる長時間駆動バッテリーグリップなどが付属

 大きくなった新型センサーによって、旧モデルの64倍、10億色以上の色彩表現が可能になる10-bitカラーを実現。画質が飛躍的に向上しているという。カメラが360度回転しても水平を維持して映像を撮影できるカメラ内水平ロック機能、ライトペインティングを含む3種類のナイトエフェクトタイムラプスプリセットなども搭載し、撮影可能時間が最大38%長くなった。

新型イメージセンサーによって、ブレ補正技術がより高度に。ビデオ撮影時にカメラが回転しても水平を維持する
ライトペインティングが簡単に撮影できる機能もある

 初心者でもプロフェッショナルでも使いやすいよう、イージーモードとプロモードを搭載した点もユニークだ。限られた調整しかできないイージーモードを使えば、初めてGoProを使う人でも推奨されているベストな設定で撮影できる。

 アスペクト比8:7のビデオ撮影が可能になった点も見逃せない。これにより、1つの素材でInstagramやTikTokに最適な9:16の縦長の画角にも、YouTubeや大画面に最適な16:9の画角にも切り取れる。複数のSNSを利用するクリエイターやインフルエンサーなどにとって、使い勝手のいい機能といえる。

アスペクト比8:7で撮影し、Quikアプリで編集すると、さまざまなSNSに合わせた画角に切り出せる(GoProの公式YouTubeより)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.