実行できない計画、実行できる計画工夫できること(2/4 ページ)

» 2022年11月02日 08時00分 公開
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タスクが大きすぎて具体的ではない。タスクに落とし込む際、行動レベルのタスクにする

 今日のタスク・リストに「○○イベント」「○○企画」といった、テーマや案件名を書いてしまっている場合があります。やらなければならないのは分かっているものの、具体的に何をすればいいのか落とし込まれていないケースです。

 これだと行動が具体的ではないため、動きがとりづらくなります。例えば「○○イベントの予算計算」や「イベントについて前担当者からヒアリングする」とすれば、より具体的で何をすればいいのか明確になります。さらに、テーマや案件自体が難しい場合、どこから手をつけるか、何から初めていいかわからない場合もありますが、何かひとつ突破口として行うことで、次に進みやすくなります。

 「○○イベントの予算計算」ができれば、必然的にあげるべき収益も見え、どのような集客活動が必要になるかといった課題にも進みやすくなるように、ひとつ実行ができれば、次のアクションも見えてくることも多いはずです。タスクは行動レベルになっているか、常に注意しておきましょう。

いつ行うかが明確でなければ初動が起きにくい。タスク実行の時間を決める

 基本的にタスク・リストは何時にやっても良いものを書くことが多いと思いますが、時間を決めないと人は動きづらいものです。「さあ、やろう」という初動が取りづらくなります。

 「○○イベントの予算計算」というタスクは、「11時〜11時30分」に行うとスケジューリングしておけば、実行できる可能性は高まります。たとえ、「11時からミーティングできますか?」と突然依頼されても、「11時30分からなら大丈夫ですよ」と調整を依頼することもできるでしょう。

 また、時間に落とし込むことで、本当に今日のタスク・リストが時間配分として間違っていないのかの検証にもなりますので、今後の計画に生かすことができます。出来る限りタスクは時間に落とし込みましょう。

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