パーソル総合研究所(東京都港区)は、世界18カ国・地域で働く人を対象に「就業実態・成長意識」を調査した。その結果、日本は今の会社で働き続けることや出世することを望まない人が多く、転職や起業を考えていない人も多いことが分かった。
現在の勤務先で継続して働きたいかと聞いたところ、「そう思う」と答えたのは全体で71.2%。国・地域別でみると、「インド」(88.5%)と「中国」(85.7%)では特に多く、逆に最も少なかったのは「日本」(56.0%)だった。
現在の勤務先で管理職になりたいかという質問に対し、「そう思う」と答えたのは「インド」(90.5%)が最も多かった。次いで「ベトナム」(87.8%)、「フィリピン」(80.6%)と続き、「日本」(19.8%)は最も少ない。
他の会社に転職したいかと聞くと、「転職したい」と答えたのは全体で35.2%。最も多かったのは「インド」(56.8%)で、以下「シンガポール」(45.2%)、「台湾」(42.7%)と続いた。逆に、最も少なかったのは「インドネシア」(20.2%)で、次いで「日本」(25.9%)だった。
会社を辞めて独立・起業したいかと質問すると、「独立・起業したい人」と答えたのは全体で35.1%。最も多かったのは「インド」(57.9%)、次いで「インドネシア」(52.1%)、「フィリピン」(43.8%)で、逆に最も少なかったのは「日本」(20.0%)だった。
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