消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
サントリー食品インターナショナルは、30〜60代の働く男女を対象に「大人がなりたい職業調査」を行った。大人が今なりたい職業を聞いたところ、1位は「医師」(6.6%)だった。
2位は「社長・起業家」(4.3%)、3位は「パイロット」(3.5%)、4位は「看護師」と「公務員・官僚」(共に3.3%)だった。
理由を聞いたところ、医師は「人を助けたい」「社会の役に立ちたい」が多く、早稲田大学・原克教授は「新型コロナウイルス感染症という世界的なパンデミックを経験し、社会の役に立ちたいという意識がより強くなっている傾向が感じられる結果となった」とコメントした。
「社長・起業家」と答えた人は「自分の力を試してみたい」、「パイロット」は「憧れ」「子どもの頃からなりたかった」という声が多く挙げられた。
なりたい職業を選んだ理由で最も多かったのは「やりがいがある」(49.6%)、次いで「専門性が高い」(33.3%)、「好きなことである」(30.9%)だった。大人の純粋な職業選択は、「やりがい」がいちばんの動機となることが分かった。
働く大人が子どもの頃になりたかった職業は、1位が「野球選手」(7.7%)、2位は「保育士・幼稚園教師」(7.3%)、3位は「教師・教員・講師」(6.8%)、4位は「警察官」(4.9%)、5位は「パイロット」(4.8%)であった。
なりたいと思った理由で最も多かったのは「好きなことだったから」(37.3%)、次いで「かっこいいと思ったから」(35.8%)、「面白そうだと思ったから」(21.1%)だった。好きな仕事に真っすぐに向き合う、夢や憧れがストレートに感じられる結果となった。
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