――今後目指していきたいものは何でしょうか。
梶田: 現状VTuberという存在は一種のエンタメで終わってしまっているので、国内、海外でいろんな活動を広げていけるような事業や機会を多く展開していきたいと考えています。VTuberと広告は、企画を作り込むことによって相性が良くなるので、弊社の企画力を生かして、「VTuberに広告の仕事を依頼するのは当たり前」になるような文化をまずは作っていきたいと思います。
もう一つは、商品力はあるがあまり有名になっていない、広告にかけるお金があまりないといったメーカーさんが地方には多くあります。弊社と組むことで、これまでに出会ったことのない顧客と巡り会うことができ、良いものが地方だけでなく全国に広まる機会を作っていけたらと思っています。
その結果、お客さまが喜んでいる姿をできるだけ多くの方に見ていただき、私たちと一緒にイベントを行っている企業や、生産者の皆さんの商品が良いものであるということを伝えたいですね。
また、インターネットのレコメンド機能などにより自動的にいろいろなものを勧められるようになったことで。出会えなくなってしまったものとの偶然の出会いやすてきなものへの出会いを創出していきたいです。
金井: 始まって約5年の業界で、業界自体が未熟だったり、一般的にまだあまり知られていなかったりする状況だと思います。私たちは、VTuberさんたちが「ただゲームをしている」「ただ遊んでいる」というのではなく、ファンや応援してくれている人たちに喜んだり楽しんでもらったり、企業や生産者の皆さんにも貢献できる活動をしている人たちだということを多くの方に知っていただき、VTuberの価値を証明していければと思っています。
――最後に「uyet」という社名の由来を教えてください。
金井: 社名にあまりこだわりはなかったのですが、「u」は「You」の略で貴方(あなた)という意味です。「yet」は「まだできてない」ということで、合わせると「貴方がまだできていないことを実現させる会社」という思いから「uyet」にしました。
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