自販機が設置されている場所はいわゆる仙台市のオフィス街で、平日朝晩の通行量が多く、土日は通行量が少ないという特徴がある。自販機の利用者については、男女ともに30〜50代がボリュームゾーンということが分かっている。
デジタルサイネージは自販機の上部に掲出されている商品パネルと、下部の商品取り出し口の間についている。調理をしているイメージの動画や、シズル感を与えるような完成イメージの動画が映し出されるという。現段階では、過去に実施した同様の実証実験などから得られたデータをもとに、「この時間帯にはこういった属性の人が特に購入するだろう」と推定し、サイネージで映し出す商品を選定しているという。もちろん、現時点でもデータは収集しており、施策に反映はしていく予定だ。
コロナ禍の影響で、自宅で気軽に専門店の味を味わいたいというニーズが高まったことから、冷凍自販機の普及が進んでいる。デジタルサイネージを組み合わせたマーケティング手法は今後どう進化していくか。
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