ガク社では、札幌に3店舗、渋谷、新宿、池袋、大阪、福岡に各1店舗の夜パフェ専門店を運営している。そのうち、福岡を除く7店舗が自社運営、福岡のみフランチャイズ経営だ。
提供するのはアート作品のようなパフェ。その繊細な仕上がりに魅了され、甘いものを好まないが写真を撮りたくて来店する人もいるほどだ。パフェに使うパーツは、すべてパティシエが手作りしている。
「甘さや添加物などの調整ができない既製品では、当社が考える『おいしいパフェ』は作れません。パティシエが朝からパーツを作り、営業中に働くスタッフがパーツを組み立て、提供するフローを採用しています」(小笠原氏)
パフェの考案は、社長の橋本 学氏がほぼ担当し、彼のイメージを各店のパティシエが試作する。試作されたパーツを使って、橋本氏が仕上げているそうだ。
ブランドごとに若干コンセプトが異なるが、飲んだ後でも食べやすいようにいずれも甘さは控えめ。日本酒のジュレなどアルコールを使ったメニューもあり、お酒好きの人に好まれている。
「飲んだ後のシメにまたアルコール?」と思われるかもしれないが、実は飲んだ後に来店する人はあまりいないのだとか。
「店内がもっとも混雑するのは、午後8時過ぎです。深夜に近づくと飲んだ後のシメとして来店される方が増えますが、それほど多くありません。渋谷では20〜30代の女性同士の来店が目立ちますね」(佐藤氏)
札幌の店舗では、東京と比較して年齢層が広く、男女比が半々ぐらいになるそうだ。筆者は18年にパフェテリア ベル渋谷に来店したことがあるのだが、重たさがない絶妙な甘さが印象的だった。「確かにシメに食べたくなるかも」と納得感があったのは今でも覚えている。
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