調べてみると、全国各地で夜限定パフェや夜パフェ専門店がわんさか見つかる。「アイスは別腹」「アイスるんです」「19時のGohoubi」(いくじのごほうび)など、ちょっと変わったネーミングの店も多い。
さらに深ぼっていくと、「25時までアイス」「月曜からアイス」「深夜のごほうび」など似たような店名がいくつも見つかり、混乱してくる。運営元が不明な店も少なくないが、行列ができるほど繁盛している店もあるらしい。
名前だけでなく、透明のプラカップにソフトクリームを入れてトッピングを施すスタイルはどこもまったく同じで、プラカップのボディに印字・貼付されたロゴもどことなく似ている。「21時にアイス」のヒットを受け、それを真似た店舗が急増している印象だ。
小笠原氏が話していた通り、タピオカドリンクのブームにも似ているし、高級食パンのブームとも重なるのではないか。だとすれば、あと1〜2年もしたら閉店ラッシュが起こり、淘汰されるかもしれない。
パフェテリア ベルは闇雲にエリアを拡大するのではなく、他では再現しづらい特別感のあるパフェを追求し、一定の認知やブランド価値を得ている。とはいえ、夜パフェ専門店が増えるにつれて、より一層の差別化が求められそうだ。
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