すし銚子丸の横浜都筑店では、2月4日、テーブルに置かれた共用のガリが入った箱に、電子タバコの吸殻が混入していることが発覚した。
同店を経営する銚子丸では、全93店においてカウンターやテーブルに置いていた、ガリ、しょうゆ、わさび、粉茶、湯呑、小皿などを撤去。利用客を席に案内する際に渡す方式に変更した。既に都筑警察署に相談し、捜査が始まっている。
すし銚子丸のような、カウンターの中で職人が握る、顧客単価が高めのグルメ回転すしならば、人の目が届いて安心だという説もある。しかし、現実に迷惑行為は起こっていた。アイドルタイムに店舗の端の方に座っていたら、誰の目も届いていない時間帯がある。迷惑行為は、人の目を盗んでいたずらをするから面白く感じるという側面がある。グルメ回転すしでも、機械化が進んだいわゆる「1皿100円」系の回転すしと同様に、迷惑行為は発生し得るのだ。
迷惑動画がSNS、さらにはワイドショーをにぎわせているのは、回転すしだけではない。和風ファストフードやビュッフェ、カラオケ、ラーメン店にも広がっている。
福岡県を中心に、九州と山口県に約60店を展開する資さんうどんでは、テーブルに備えられた共用の天かすを、若い男性がスプーンでかき込む動画が店舗内で撮影され、SNSで拡散された。
運営する資さん(福岡県北九州市)では、2月1日、福岡県警小倉北警察署に被害届を提出し、受理された。被害に遭ったのは、北九州市小倉北区の魚町店。
対策としては、2月1日の午前中に客席設置の無料提供食材である、天かす、とろろ昆布、つぼ漬けの容器洗浄・消毒を完了した。なお、資さんうどんでは、客席設置の無料提供食材に関しては、通常より品質・衛生管理の観点から、定期的な中身の入れ替え、容器洗浄を行っている。
また、不安を感じる利用客には申し出により、個別包装した天かす、とろろ昆布、お皿に小分けしたつぼ漬けを提供する。
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