ブラック企業だと感じる職場で働いた経験が「ある」と答えた人は71.0%と、7割を超えた。
ブラックと感じる企業での勤務経験者を対象に、「職場がブラックだと感じたらどうするか(どうしたか)」を尋ねると、77.5%が「退職した」15.5%が「退職を検討した(検討中)」と回答した。ブラック企業だと感じることが、離職の原因となっていることが分かった。
退職した人の理由は「環境を変えないと身体を壊すため」(28歳男性)、「自分にとってメリットがなく、他にいい企業はいくらでもあるから」(41歳男性)などの意見が寄せられた。「身体的・精神的に辛かった」「生活が苦しかった」などの理由で退職を選んだ人が多数みられた。
一方、退職しない人の理由は「仕事内容にやりがいを感じているため」(29歳男性)、「自分の地位が上がり権限も増えたので、少しずつですがブラックな要素を排除し、働きやすい環境になるよう改善している」(44歳女性)などの声が挙がった。
同社は「ブラック企業の特徴では『コンプライアンスの意識の低さ』に起因する原因が多く挙げられた。ブラック企業かどうかを見極めるなら、求人票では『基本給』『年間休日』『福利厚生』に注目してみるといい」とコメントしている。
調査は、現在仕事をしている男女500人(女性297人、男性203人)を対象に、インターネットで実施した。期間は、2022年12月27日〜2023年1月5日。
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