物件内覧でもっと注意すべきだったこと 3位「水回りの古さ」、2位「部屋の採寸」、1位は?500人に聞いた(1/2 ページ)

» 2023年03月17日 07時00分 公開

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 不動産の買取再販業を行うAlbaLink(東京都江東区)は、物件の購入や賃貸住宅を借りた経験がある人を対象に「物件の内覧時に注意すればよかったこと」を調査した。より注意すべきだったと後悔したことがある項目の1位は「静かさ・防音対策」(81人)だった。

photo AlbaLinkは「物件の内覧時に注意すればよかったことに関する意識調査」を実施した(画像はイメージ)

 2位は「部屋の採寸」(63人)、3位は「水回りの使い勝手・古さ」(48人)、4位は「配線・コンセント」(47人)、5位は「日当たりの良さ」(45人)だった。

1位は「静かさ・防音対策」

 1位の「静かさ・防音対策」と答えた人からは、「電車の走行音。内見中は会話しながらだったのであまり気にならなかったがいざ住んでみると音が気になり、もう少し注意を払えばよかったと後悔した」(25歳男性)、「防音がしっかりしているか。隣や廊下からの音が響かないかよく確認すればよかった」(41歳男性)、「上の階や隣の音を気にしながら内覧すればよかった」(53歳女性)という声が聞かれた。

 また「内覧時には気にならなかったが、住み始めてから騒音に悩んだ」という意見も多かった。同社は「内覧時に気にならなかったのは『内覧時は隣が留守・空室だった』『内覧日が土日祝日で周辺の工場が休みだった』などが考えられる。音をしっかりチェックしたい場合は、手間がかかっても『昼と夜の2回見学する』『土日だけではなく平日にも見学する』といった工夫を勧める」とコメントする。

 2位の「部屋の採寸」と答えた人からは、「メジャーでありとあらゆる場所のサイズを測ってきちんと記録しておくべき」(26歳女性)、「入口の高さと幅をしっかり測っておけばよかった。冷蔵庫がギリギリ入るか入らないかだった」(45歳男性)などの声が聞かれた。採寸しておかないと、家具がうまく設置できなかったり搬入できなかったりするという体験談が多く聞かれた。

photo 物件内覧時にもっと注意すればよかったことは何ですか?(プレスリリースより、以下同)

 3位の「水回りの使い勝手・古さ」と答えた人からは、「水回りはすべて新品だったが、元の水道管が古いためにサビ水が出てしまう。見えるところ以外ももう少し詳しく確認しておくべきだった」(41歳男性)、「給湯設備や水道は、実際にお湯などを出してみればよかった」(50歳男性)などの体験談が聞かれた。

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