表現力のなかでも、特に意識してほしいのが、文章力だ。ビジネスの現場で相手に何かを伝えるときには、メディアは何にせよ、文章で伝えることが大半となる。
読書離れが叫ばれている昨今、残念ながら若手ビジネスパーソンの文章力は、実はそれほど高くない。文章のクオリティーが低いと、高い人格と能力を備えながらも、その高さは伝わらないどころか、むしろマイナスの印象を与えてしまう。
提案資料が独り歩きすることを考えれば、よくできた文章の提案書は書き手の知性を垣間見る。その点、誰もが好んで使う、図版が豊富ないわゆるパワポ資料は、見た目は良いがメッセージ性は高くない。ほとんどは書き手の「自己満足」に終わる。
具体的な数値や事例も提案には必要なことだ。信頼性も上がり、具体的にイメージしてもらうための武器にもなる。
提案力を磨くには、まだまだ多種多様な方向があるが、1日も早く、自分の言いたいことを積極的に提案していこう。経験が何よりの成長の糧になるのは間違いないのだから。(INSIGHT NOW! 編集部)
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