テーマパークのハウステンボス(長崎県佐世保市)は4月25日、2023年7月に実施する賃上げに続き、翌24年も賃上げを実施すると発表した。年間公休数も8日増やす。従業員が安心して働ける環境をつくり、観光業界の発展と企業価値向上を目指すとしている。
ハウステンボスは2023年7月に続き24年も賃上げを実施すると発表した(同社公式Webサイトより、以下同)
同社は契約社員も含む全グループ社員を対象に、今年7月から平均6%の昇給を決定している。一方、原材料価格の高騰が続いており「食料品や光熱費などの高止まりが家計の負担を深刻なものにしている」(同社)として、24年7月も2年連続となる平均6%の昇給を実施することにしたという。
また、23年10月から、年間の公休数を現在の104日から8日間増やし、112日とすることも決定した。
年間の公休数を現在の104日から8日間増やし112日とすることも決定
同社は「処遇の改善を追加決定することで、スタッフが安心して働ける環境を実現するとともに、休暇を活用し観光の素晴らしさ、人生の豊かさを感じる機会となり、企業の競争力をより高めていくことを目指す」としている。
- 1泊400万円超も 「超高級」外資系ホテル、日本に続々初進出のワケ 専門家に聞いた
富裕層の外国人旅行者の需要を見込み、日本初となる外資系の超高級ホテルが都内に相次ぎ進出している。4月4日、JR東京駅前にイタリアの高級ブランド、ブルガリが「ブルガリホテル東京」をオープンした。今秋にかけてハイアット系列の「ホテル虎ノ門ヒルズ」、アマン系列の「ジャヌ東京」などが開業を控える。なぜいま、超高級ホテルの日本初進出が相次いでいるのか。ホテル評論家の瀧澤信秋氏に話を聞いた。
- 「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」家具大手ぬいぐるみ なぜ人気?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」――。大手家具メーカーの”看板商品”とも言えるぬいぐるみの人気のわけを探る。
- 刺身に電気を流して「アニサキス」撲滅 苦節30年、社長の執念が実った開発秘話
魚介類にひそむ寄生虫「アニサキス」による食中毒被害が増えている。この食中毒を防ぐため、創業以来30年以上に渡り、アニサキスと戦い続けてきた水産加工会社がある。昨年6月、切り身に電気を瞬間的に流してアニサキスを殺虫する画期的な装置を開発した。開発秘話を社長に聞いた。
- 回転寿司の「迷惑行為」なぜ起きる? 専門家が指摘する「機械化の弊害」とは
回転寿司チェーンで、利用客による悪質ないたずらが相次ぎ発覚している。はま寿司では、レーンで運ばれている寿司にわさびをのせる動画がSNSで拡散。くら寿司では、一度取った寿司を再びレーンに戻す行為が発覚した。こうした迷惑行為はなぜ起きるのか。専門家は、回転寿司チェーン各社が進めてきたオペレーションの簡略化に一因があると指摘する。
- 「入店お断り」ラーメン1杯を2人でシェア ルール違反なぜ起きる?
食べない方の入店お断り――。あるラーメン店がSNSに投稿した訴えが注目を集めている。2人連れの客が来店し、うち1人は注文せず、1杯のラーメンをシェアしたという。安価が売りの店側は「商売にならない」と音を上げ、「食べない方は外のベンチでお待ち頂きます」と訴えた。こうした客側の行動背景や、飲食店が被る損害について、グルメジャーナリストの東龍さんに話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.