マツキヨココカラ、オンライン即日配送サービスを本稼働 首都圏から対象エリア拡大へオンライン診療普及も

» 2023年05月16日 13時00分 公開
[ITmedia]

 ドラッグストア・調剤薬局を展開するマツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区)は、オンラインストアで購入した商品を即日配送するデリバリーサービス「マツキヨココカラQ(キュー)」を始めた。首都圏から展開し、対象エリアを順次広げていく。

マツキヨココカラ&カンパニーはデリバリーサービス「マツキヨココカラQ(キュー)」を始めた(プレスリリースより、以下同)

 全国3400超の店舗網や商品調達力を生かし、リアルとデジタルを融合したデリバリーサービスの導入で、利便性の向上を図る。

 「マツキヨココカラQ」のサービス名には「Qualified」(専門性)、「Quality」(品質)、「Quick」(迅速)――という3つのQを込めた。利用客が専用のオンラインサイトで注文した商品を、近くの店舗から指定された場所に即日配送する。

EV車両の活用や移動距離を短縮することでCO2排出量の削減に努める

 配送は、EV車両の活用や、移動距離を短縮することでCO2排出量の削減に努めエコな梱包材を採用する。

EV車両の活用や移動距離を短縮することでCO2排出量の削減に努める

 2023年3月時点で配送エリアは77。人口カバー率は45%、東京23区は99%。24年3月までに170エリア、人口カバー率65%への拡大を予定する。

24年3月までに170エリア、人口カバー率65%への拡大を予定する

 1月から電子処方箋の運用が始まった。従来は病院で診察を受けた後、医師から紙の処方箋をもらい、薬局に持参して薬を購入する仕組みだった。こうした仕組みがオンライン化され、今後、処方薬のオンラインサービスが普及していくとみられる。業界大手のサービス「マツキヨココカラQ」が広がれば、処方薬を受け取る利便性が向上し、オンライン診療の利用も広がる可能性がある。 

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