消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
大東建託は、栃木県に住む男女を対象に居住満足度調査を行い、その結果を発表した。「住みここちランキング」1位は、県庁所在地の「宇都宮市」だった。2位「下野市」、3位「壬生町」と続く。
1位を獲得した宇都宮市は、東北新幹線やJR宇都宮線、関東バスなどが通っていて交通利便性が良く、商業施設も充実している。また、医療制度や子育て支援などの評価が高く、生活環境が整っている街だ。
2位にランクインした下野市は、市内にJR宇都宮線の3駅を有し、上野駅や新宿駅方面にも1本でアクセス可能。また、教育機関や公園などの公共施設も整っており、良好な住環境と利便性を併せ持っている。
3位の壬生町は、宇都宮市をはじめとする4市に囲まれており、古くは、日光西街道の宿場町、壬生城の城下町として栄えていた。1960年代に玩具工場を誘致し工業団地を開発したことから、「おもちゃのまち」という地名も存在する。
因子別で見ると、静かさ・治安と自然観光の1位は「那須町」、物価家賃の1位は「さくら市」、防災の1位は「河内郡上三川町」だった。
「住みたい街ランキング」は、住みここちランキング同様「宇都宮市」が1位を獲得。2位は昨年1位だった「東京23区」、3位は「さいたま市」となった。また、「住みたい街が特にない」と回答した人は55.8%おり、「今住んでいる街に住み続けたい」という人は16.7%だった。
調査は、栃木県に居住する成人男女1万0337人(2019年調査658人、20年調査1796人、21年調査2273人、22年調査27466人、23年調査2904人の合計)を対象に実施した。
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