「適正に評価されているなあ」 30代の転職者がそのように感じる企業ランキング： 「人事評価の適正感」トップ20（1/5 ページ）

[オープンワーク，ITmedia]

　夏の賞与シーズンを迎えました。企業の業績や社員個人の評価に基づいて支給額が決まる賞与は、社員のモチベーションを左右する重要な要素です。「支給額が想定を下回った」「自分が適正に評価されていないと感じる」といった不満は、転職を検討するきっかけにもなります。

　一方、人事評価への納得や待遇面での満足度は企業選びの大切なポイントだからこそ、転職活動に二の足を踏んでしまう人もいるのではないでしょうか。特に、結婚や育児など私生活でも変化の多い30代は、生活の安定も重視したいところです。

　今回は、中途入社した企業で現在も勤務する社員を対象に、「人事評価の適正感」が高い企業ランキングを作成。入社時点で30代だった社員に限定し、OpenWork上で高いスコアがついた評価制度や、組織体制・企業文化との関連などを分析します。

中途入社した30代社員の声を分析（提供：ゲッティイメージズ）

転職への不安、「収入低下」が約4割

　オープンワークが20代半ば〜30代半ばのビジネスパーソンを対象に実施した調査では、約5割の方が転職を考え始めたきっかけや理由として「収入を増やしたい」「収入が安定していない」と回答しました。また、約4割の方が転職を考える際の懸念や不安として「収入の低下」を挙げています。

　給与や賞与などの待遇を決める際の判断材料となる「人事評価」ですが、社員から「人事評価」と「待遇」のいずれも高く評価される企業にはどのような特徴があるのでしょうか。「人事評価の適正感」が高い企業をランキング化し、上位20社の「待遇面の満足度」、その企業を周囲に転職・就職することを勧める「NPS（ネットプロモータースコア）」も集計しました。