ICT市場調査コンサルティングを手掛けるMM総研(東京都港区)は、個人事業主を対象に「クラウド会計ソフトの利用状況調査」(3月末時点)を実施した。実際に利用しているクラウド会計ソフトを聞いたところ、事業者別シェア1位は「弥生」(シェア率52.8%)だった。2位は「freee」(同26.0%)、「マネーフォワード」(同15.3%)となった。
上位3社の合計シェアは94.2%に達し、個人事業主におけるクラウド会計ソフト市場で半数以上のシェアを持つ最大手の弥生と、ベンチャー系のfreee、マネーフォワードが市場をけん引しており、上位3社による寡占状態が続いている。
1位の「弥生」のシェア率は52.8%で、前年に比べ1.1ポイント低下した。調査開始以来1位を維持しており、個人事業主から安定した評価を得ている。
2位の「freee」はシェア率26.0%で0.6ポイント上昇、3位の「マネーフォワード」は15.3%で0.2ポイント低下した。上昇したのは「freee」のみだったが、3社ともシェアの変動幅は小さかった。
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