ライオン(東京都台東区)は、衣類に関する調査を実施した。日常衣類の購入から着なくなるまでの期間を平均寿命として調べたところ、最も短命だったのは「白Tシャツ」(3.5年)だった。以下「ワイシャツ」(3.9年)、「黒・紺系Tシャツ」(4.2年)、「ポロシャツ」(4.5年)、「ブラウス」(4.6年)と続いた。
短命衣類の上位5項目について、1年以内に着なくなった理由は「色変化」に当たる項目が上位を占めた。白Tシャツ・ワイシャツは約6割が「黄ばみ、黒ずみ」を、黒・紺系Tシャツは、約5割が「色あせ」を理由として挙げた。
色変化を理由に衣類を廃棄したことがある人は71.0%だった。衣類の種別ごとに、1年間で色変化を理由に廃棄した枚数と、購入時の平均的金額から、1人当たりの廃棄している衣類の金額を割り出した。その結果、1人当たり年間1万3475円分の服を色変化によって廃棄していることが分かった。
衣類購入時に重視していること1位は「家で洗濯できること」(52.0%)だった。2位「着心地が良いこと」(48.9%)、3位「長く着られること」(46.8%)となった。
調査は、全国の20〜69歳の男女で、衣料用洗剤購入者かつ週1日以上洗濯を行う人を対象にインターネットで実施した。調査期間は6月23〜26日で、有効回答数は1000人。
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