「あずきバー」で知られる井村屋(三重県津市)が8月28日、「こしあんバー」(希望小売価格86円)を発売します。和菓子を巡っては、たびたび「つぶあん派か、こしあん派か」論争が巻き起こりますが、つぶあんアイスの代表格・あずきバーに、“公式ライバル登場!”といったところでしょうか。
開発を担当した同社商品開発部冷菓チームの森大和さんによると、以前から「あずきの粒が苦手」「こしあんタイプのバーアイスを出してほしい」という声は寄せられていたとのこと。あずきバーが2023年に発売50周年を迎えたことから、それを記念してこしあんバーを発売することになりました。
あずきバーは、あずきを煮る→砂糖や塩などと混ぜ合わせて煮詰める→型に入れて凍らせる、という過程を経て完成します。一方、こしあんバーの製造過程では、砂糖や塩などと混ぜ合わせて煮詰める前に、原料となる生あんの製造工程が加わります。
生あんは製造に時間がかかることや専用設備が必要なことから、製餡所(せいあんじょ)から仕入れるメーカーも多いとのこと。「当社では生あんを自社製造しているので、作りたての生あんをすぐアイスに加工できます」(森さん)。1896年の創業以来、ようかんやゆであずき、ぜんざいを中心に事業を拡大してきた同社の強みといえます。
10年ぶり刷新「あずきバー」 どうしても「商品裏のラベル」を変えたかったワケ
「のれる扇風機」想定外のヒットで完売 銭湯の脱衣所に着想
「サブスクを解約したい」から逆転の発想 ヤッホーブルーイングが「お祝いサービス」を始めたワケ
「いい意味で人をダメにする」 話題の「ニトリ座椅子」、PC作業とゲームの違いに着目
「運転しやすい」だけじゃない ミズノが突いた、ドライビングシューズの盲点とは?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング