南氏によれば、溜池山王駅の通行客は男女比率が5:5で、近辺のオフィスで働くビジネスパーソンが中心だ。オープンして約2週間が経過したタイミングで取材したところ、想定以上の反響が得られているという。
「2週間で会員数が3000人を超え、入店者層は男性が約60%、女性が約40%です。オープン1週間後は男性が65%だったので、徐々に女性客が増えています。年齢層だと、50代、40代後半、20代後半、30代前半の順に多いです」
日販では30代の男女をメインターゲットとしているが、この結果から、子育てのメイン世代である30〜40代前半は読書の時間が取りづらいのかもしれないと踏んでいる。
「想定より上の世代の支持が高いです。オープン直後はスタッフが接客したのですが、50〜60代の方もITリテラシーが高く、操作説明がほぼ必要ありませんでした」
現状、午前7時から午後10時までオープンしているが、圧倒的に平日午後の6〜8時に入店者が多い。通勤前の時間は急いでいる人が多いことから、入店につなげづらいようだ。
南氏いわく、有人書店の購買率が約30%のところ、現時点でのほんたすの購買率は50〜60%と倍近い。入店前に会員登録が求められる制約があるぶん、購買意欲が高い顧客が多いのかもしれない。売り上げの約7割は書籍が占めており、その半分以上がビジネス書となる。
「想定顧客は書店に行き慣れていない、あるいは、最近書店に行けていない層でした。実際に営業してみると約7割は想定どおりでしたが、残りの3割はもっと専門的な書籍を求めている層でした」
こういったユーザー傾向からコミックの量を大きく減らし、代わりにビジネス書と小説の種類を増やした。ビジネス街に特化した専門書も増やしていく方針だ。
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