年齢別の推定年収ランキングと業界別の分析をもとに、「転職するなら〇〇」といったうわさや定説に関して考察していきたいと思います。
【うわさ:その1】
「若手が高年収の業界に入社すれば、年収は上がり続けて一生安泰!」は本当か?
→「そうとは限らない」
各年齢のTOP30にランクインした業界数の推移から見て分かるように、25歳時点でTOP30に入っていても、50〜55歳時点ではランキング圏外の企業は複数ありました。若いときが高年収だったからといって必ずしも、年齢を重ねていっても昇給し続けていく、とは一概には言えない結果となりました。
社員クチコミを見ると、昇給し続けるのが難しい理由として「転勤や家庭と仕事との両立の難しさ」「一定の年齢まではアップするが、その後は年功序列」といった理由が挙がりました。
証券会社の営業職の社員クチコミ
「全国転勤のある総合職に転換するか、初めからその職種で入社しないと課長代理以上の昇進は見込めないと思う。早朝に起きて当日の業務に関するニュースを収集し、帰宅後も勉強しないと業務についていけないので、家庭と仕事の両立は難しいと思う」
コンサルティング会社のSE職の社員クチコミ
「給与は30歳前後までぐっと伸びるが、そのあとは年功序列でそこまで大きな年収アップは望めなさそうだ」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング