人材を資本としてとらえ、企業価値の向上につなげる「人的資本経営」の重要性が高まっています。日本は「人への投資」で先進国に後れをとっていることが指摘されており、企業の女性管理職も多くはありません。男性に比べ、女性の勤続年数は短く、こうした要因が重なって男女間で賃金にも差が生じています。
今回は、転職・就職のための情報口コミサイト「OpenWork」に蓄積された社員の年収・給与データをもとに、「40歳時点で推定年収の高い企業ランキング」を男女別に作成。実際に働いた経験のある社員が投稿した「女性の働きやすさ」「ワークライフバランス」などの社員クチコミも分析し、上位企業にみられる特徴や共通点を探ります。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、2022年の一般労働者の平均賃金は前年比1.4%増の月31万1800円で、過去最高となりました。一方、男女別では男性が34万2000円、女性は25万8900円。男女間の賃金格差は2年連続で最少を更新しましたが、依然として隔たりがあります。
格差は「賃金の伸び」にもみられます。男性が年齢とともに右肩上がりで伸びる一方、女性の伸びは緩やかです。40歳は一般的に課長クラスなどの管理職に昇進する年齢であり、結婚や育児などを経て、働き方の変化を経験した人が多いと考えられます。その年齢に達した男女の賃金には、どのような違いが見られるのでしょうか。
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