推定年収ランキングから見る、「40歳で男女とも高収入」企業の特徴：1位は2000万円超（4/6 ページ）

[オープンワーク，ITmedia]

「誰にとっても働きやすい環境」がポイント

　男女ともに上位の企業では、仕事に挑戦する機会や評価に男女差がなくフェアという声も多く聞かれました。

　「プロジェクトアサインや仕事量は驚くほど男女平等。子供がいる場合、出張案件などは避けてくれるが本人の希望や立場に応じてリーダーとなることもあり、当然ながら結果は求められる。家事育児と効率的に全てをこなす必要があり、家族の協力が必要不可欠」（野村総合研究所、コンサルタント、女性）

　「男女で待遇の違いは全くないため、成長を求める女性にはピッタリ」（セールスフォース・ジャパン、インサイドセールス、女性）

　「個人の裁量」「自由」も働きやすさに関連するキーワードと言えそうです。女性編の上位企業ではフレックスタイム制や在宅勤務を積極的に導入しており、子育てや家庭と両立しやすいという声がありました。柔軟な働き方に対しては、男性からも高い評価が寄せられています。性別や個々の事情を問わず、誰にとっても働きやすい環境であることがうかがえます。

「女性編」上位企業の特徴は……（提供：ゲッティイメージズ）

　「在宅勤務やフレックスタイム制度、介護や育児事由での時短勤務などさまざまな制度が導入されている。かつては休暇がとりにくい空気があったが、今では積極的な有給休暇取得が奨励されるようになっている。個人の裁量でプライベートとの調整はかなりしやすくなった」（電通、営業、女性）

　「男女問わず裁量権がある。他社に比べてキャリアウーマンが多い印象で、家庭や子供を持ちながら働いている女性も多く、働き方が柔軟な会社だと感じる。男性も育休を取り、社員の家族をとても大切にしている会社だと思う」（P＆Gジャパン、セールス、女性）

　「休暇が取りやすく、子育て中の親にとっては柔軟に対応できてとても助かる。完全フレックスのため、ちょっとした病院や用事なら年休を取らなくても対応できる。役割によるが、在宅ワークをメインにすることも可能で、すべての会議が基本Teamsとハイブリットで行われる」（日本マイクロソフト、技術営業、女性）