2023年は物価上昇や円安、低賃金などが多く話題となった。厳しい状態が続く中、人々はどのような節約を心がけているのか。ナイル(東京都品川区)が運営する情報メディア「Appliv(アプリヴ)」が、節約に関するアンケート調査を実施した。
節約をする理由は「生活費が増えたため」が最多で23.8%に上った。「貯金のため」(22.5%)、「収入が減少したため」(19.3%)と続いた。
節約に取り組む上で意識していた費用は「食費」が最も多く33.8%となった。次いで「水道・光熱費」(15.6%)、「娯楽費」(14.6%)という結果に。
1年間で節約できた金額はどれくらいか。「5万円未満」が最も多く、46.4%と半数に迫った。続いて「5万円以上10万円未満」(12.8%)、「10万円以上30万円未満」(9.9%)となった。年間で10万円以上節約できた人は全体の14.3%にとどまる結果に。
一方で、26.4%は節約できた金額を「把握していない」と回答。同社は「節約意識はあるものの、効果的な節約方法や計画が不足している可能性もある」とコメントした。
効果のあった節約方法について、上位に「食費を減らす」(251人)、「外食を控え自炊する」(233人)、「ポイ活をする」(288人)がランクイン。その他「昼食はできるだけお弁当にする」(132人)、「食品を買うお店を変えた」(87人)といった回答がランクインし、食費に関する節約術が多く選ばれた。
調査は11月20〜29日に、過去1年間に節約に取り組んだ経験がある全国の10〜60代の男女を対象に実施した。有効回答数は680人。
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