国内でルーズソックスが登場したのは90年代の初めと言われており、タビオ社でも、そのころにルーズソックスの発売を開始した。
「初期に販売していたのは、それほど長さがない白のルーズソックスでした。ですが、E.G.スミスさんのルーズソックスが流行し始めてから長いものが主流になっていき、ブームのピークでは最長120センチぐらいの商品を売っていました」(中村氏、以下同)
E.G.スミスでも34センチから始まり、最終的に140センチまで長くなったという。当時は「ソックタッチ」と呼ばれるくつ下用のノリを使って、ふくらはぎでルーズソックスを止める履き方が一般的だった。
くしゅくしゅと細かくたるませるタイプが人気だったが、ゴム無しと呼ばれる、だぼっとしたタイプもあり、こちらを好む人もいたことを覚えている。
90年代中頃からしばらくルーズソックスのトレンドが続いていたが、風向きが変わってきたのは2000年代に入る頃から。タビオ社でもルーズソックスがパタリと売れなくなり、代わりに流行が移り変わった紺のハイソックスの需要が急増したという。
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