サントリーが2023年4月に発売した「サントリー生ビール」が快進撃を続けている。発売から3カ月で販売数量が200万ケース(633ミリリットル×20本換算)を突破し、当初の予定だった年間計画の300万ケースを早々に上方修正。新たな目標の400万ケースも、11月末時点で360万ケースを販売しており達成する見込みだ。
同社によると、23年1〜11月における狭義のビール販売実績は、市場全体が前年比107%に対し131%。同10月の酒税改正以降はいわゆる「第三のビール」とビールの価格差が縮まり追い風が吹く中、そのチャンスを確実に生かしながらシェアを拡大している。
同社の常務執行役員、多田寅氏(ビールカンパニー社長)はサントリー生ビールの躍進について「当社の悲願でありチャンスでもあった、スタンダードな価格帯のビール商品で、狙い通り20〜40代の方に手に取っていただいています」と手応えを話す。
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