テクノロジーの進化やビジネス環境の変化が激しい昨今、子どもにプログラミングなどの習い事をさせる親が増えている。
年収1000万円超の親は子どものキャリアについてどう教育しているのか、ビズリーチ(東京都渋谷区)が調査を実施した。
子どもへのキャリア教育を開始する時期は「中学生」が最多で29.9%。「就学前」は4.9%、「小学校低学年」は9.8%、「小学校高学年」は25.8%となり、約4割が「小学生以下」と回答した。多くの親が早期からのキャリア教育が望ましいと考えていることが分かった。
キャリア教育に重要だと思うことは「仕事にはさまざまな選択肢があると教えること」が最も多く77.7%に上った。「社会やビジネスの仕組みを教えること」(64.6%)、「親の価値観や考えを押し付けないこと」(51.3%)と続いた。
キャリア教育の一環として、自身の仕事について子どもと話す機会を「設けている」とした人は77.5%に上った。また、親子で仕事について話した経験が「自身のキャリア形成に役立った」とした人は61.9%を占めた。
回答した人からは「楽しさややりがいに惑わされないよう、収入や労働時間・環境なども含めて事実を伝え、よく考えさせるのがよいと思う」(30代、営業)、「何にしても、小さい頃から触れる機会を増やすことが大事。また、教育や仕事だけでなくお金についても、小中高大と各学年のレベルで教え、触れる機会を設ける必要がある」(50代、経営)といった意見が寄せられた。
調査は、2023年10月9〜15日にインターネットで実施。同社サービスの会員のうち年収1000万円以上である595人から回答を得た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング