学情(東京都千代田区)は、2025年3月に卒業予定の学生を対象に調査を実施し、「就職人気企業ランキング」を発表した。文系の1位は「伊藤忠商事」で、理系の1位は「味の素」だった。
文系でトップだった伊藤忠商事は、22年度決算で業績が好調だったほか、午後8時以降の残業を原則禁止する「朝型勤務」など、働きやすさの充実を図っていることも人気につながった。
2位は「講談社」、3位は「集英社」と続き、7位に「KADOKAWA」、10位に「小学館」など、マスコミ関連企業が10位以内に4社、30位以内に8社ランクインした。
理系と比較すると、8位「オリエンタルランド」、9位「JTBグループ」、13位「星野リゾート・マネジメント」など、レジャーや旅行、ホテル業界が人気を集めた。
理系部門トップは「味の素」だった。5位に「森永製菓」、7位に「キッコーマン」と食品関係の企業が10位以内に4社、30位以内に11社ランクインした。
文系と比較すると、3位「Sky」、4位「アウトソーシングテクノロジー」、19位「グーグル」、20位「アマゾンジャパン」など、IT・ソフトウェア・インターネット関連企業の人気が高かった。
また、「味の素」や「ソニーグループ」など、上位企業の多くが初期配属を明確にした募集を実施していることから、同社は「仕事内容や経験できる業務が明確な『ジョブ型』への関心が高まっている」と分析した。
調査は、25年3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生7715人を対象にインターネットで実施した。期間は23年4月1日〜10月31日。
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