仕事中の“無駄な時間”について、考えるきっかけになる調査結果が公表されました。
リクルートマネジメントソリューションズが実施した「職場における気分転換と社内交流に関する実態」と、その「満足度」に関する調査です。興味のある方はこちら(「仕事における余白・遊びに関する実態調査」)をご覧いただくとして、私が気になった部分を抜粋、要約して紹介します。
――さて、いかがでしょうか。個人的には、想定以上におやつ休憩などの気分転換を実施している人が多く、驚きました。
かつての日本の職場には気分転換におやつを食べたり飲み物を飲んだりする風景はめずらしくありませんでしたし、企業によっては「3時のおやつ」の時間もありました。
しかし、この数年よく耳にするのは「仕事中にお菓子食べるとか信じられない!」「仕事中に“ちょっとコーヒー”とか信じられない」「みんな忙しく働いているのに、無駄話ばっかりしてる!」といった“わが社の働かないおじさん問題”です。
しかも「3時のおやつ」がある職場に勤める女性からは、「女性がおやつを買って、社内に配るとか、もうやめてほしい」という不満をたびたび聞きましたので、てっきり「おやつを食べたり飲み物を飲んだりする」職場はとても少なくなっているのではないかと思っていたのに。いやはや驚きです。
調査対象の半数にあたる50.2%が50代以上で、20代はわずか4.6%だったことも影響しているのかもしれません。いずれにせよ、結果に驚きはしたものの、こういった調査が行われるようになったことをうれしく感じています。
職場の“無駄”は、会社が会社として存続するために極めて重要です。
ここでの無駄とは、無駄話、無駄な時間、無駄な空間で、この3つの無駄があることで社員と社員がつながり、新しいものが生まれるきっかけができます。
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