(1)資産や労働力の需給バランスが崩れていること
先述した通り、シェアリングとは、使われていない資産や個人の能力を個人間でマッチング(仲介)させるサービスです。ここで「マッチング」されやすいのは、市場において需給バランスが崩れている資産や労働力です。
例えば、人気観光地ではホテルの予約が難しかったり、通常のホテル予約サイトでは個人の趣味に合った非日常的な宿を探すことが難しかったりします。また、都市部では駐車場の確保が難しいという問題もあります。だからこそ、Airbnbやakippaのようなビジネスが成立します。あるいは、UberやLyft などの場合、都市部では「乗りたいときに、タクシーを確保しづらい」という問題があるからこそ、ライドシェアというサービスが成り立っています。
またこのとき、単純にユーザー側が「欲しい」と考える資産や労働力を扱えばサービスが成立するということはなく、その資産や労働力を提供できる人が市場に存在することが重要であるのはいうまでもありません。
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