新入社員の退職理由に、何か変化はあるのだろうか。今年と昨年の退職理由を集計し、上位を比較した。
注目すべきは今年2位と昨年4位だ。順位が入れ替わっており、谷本氏は「『事前の会社説明で言われていた内容と実態が違った』という理由が昨年より多く挙げられている印象があります」と指摘する。
新入社員による入社直後の退職について、谷本氏は今後さらに増加すると予想している。大きな要因の1つがSNSだ。SNSが普及したことで、自身の仕事の不満や愚痴に対する、他人からのリアクションを目にすることができるようになった。その結果、自身の労働環境がおかしいことに気付きやすくなっているのだという。
退職代行サービスについて、谷本氏は「無くなることが一番です」と話す。その一方で、日々の問い合わせでは、劣悪な労務環境や違法な対応をとる企業も散見されるそうだ。「昔に比べると簡単に退職をする方が増えている印象を受けます。しかし、それは時代の変化もあるため、受け入れる企業側の考え方も変えていかなければいけないとも感じます」
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