今年のゴールデンウィーク(以下、GW)の予算について、平均金額は「2万7857円」となったことがインテージ(東京都千代田区)による調査で分かった。人々は今年のGWをどう過ごす予定なのか。
GWの予算金額について、2022年から2023年にかけては1.7倍に伸びたが、今年は2万7857円と昨年の2万7870円と比較して大差ない結果となった。また、今回の調査結果と15〜79歳の推定人口から「ゴールデンウィーク市場規模」を試算したところ、2024年の見込みは2兆6952億円で、2023年の2兆7114億円と同水準だった。
予算を増加させた人の理由は「外出や人に会う機会が増えるから」が最も高く33.3%。次いで「物価高・円安だから」(31.9%)、「新型コロナが5類に移行したから」(23.2%)となった。
一方、予算を減らした理由では「物価高・円安だから」が31.1%と最も多い結果に。以降は「給料が増えないから」(30.0%)、「遠出をすることが少なくなったから」(24.5%)と続いた。
また、物価高や円安が今年のGWにかける予算に「かなり影響する」「やや影響する」と回答した人を合わせると63.4%に上った。
今年のGWの過ごし方については、「自宅で過ごす」が最も多く34.1%に上った。「外食に行く」(20.5%)、「ショッピングに行く」(16.7%)と続き、昨年の上位回答と大きな変化は見られなかった。
「ショッピングに行く」は昨年の23.5%から6.8ポイント減少した。「国内旅行」(2023年:14.4%、2024年:15.6%)、「海外旅行」(2023年:0.8%、2024年:1.0%)については昨年から大きな増加はなかった。
国内旅行の予算平均金額は8万1310円となった。昨年の支出予想金額は7万1809円。約1万円の増加となり、前年比では113%となった。
国内旅行の予算が増えた理由は「旅行に行きやすくなったから」「4年くらい我慢していたから」と、前向きな回答がある一方で、「ホテル代が昨年よりも高騰していると思う」「ガソリン価格上昇、物価上昇」といった宿泊費の値上げや物価高に関する理由も多く見られた。
調査は3月27日〜4月1日に実施。全国の15〜79 歳の男女5000人から回答を得た。
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