もぐチャレ!!は2006年に一部の店舗で始まり、徐々に他の店舗に拡大していった。2024年5月末時点で、全国333店舗で実施している。取り組みを始めたきっかけについて担当者は「小さいお子さまだと、食べることが苦手だったり、集中できなかったりすることがあると思います。そういう時期に『残してはダメ』ではなく、『よく食べたね』『がんばったね』と前向きな言葉をかけることが大切だと考えました。そうすれば、嫌いなものも一生懸命食べようという気持ちになって、食事が楽しくなりますよね」と説明する。
あくまで、一番の狙いは食事を楽しく、大切にしてもらうことだという。その結果、「食品ロス削減」「子どもの好き嫌いがなくなる」「食育」といったことにつながればよいという考えだ。
食品ロス削減のため、外食大手はさまざまな取り組みをしている。例えば、しゃぶしゃぶ食べ放題のチェーン「しゃぶ葉」では、2024年4月から「こまめどりプロジェクト」をスタートしている。これは、利用客がきれいに食べ終わったテーブルの写真を撮影し、会計時にスタッフに提示するとドリンクバー110円券を提供するという仕組みだ。ドリンクバーのチケットは次回の来店時に使えるようになっており、再来店を促す点が特徴だ。
【お詫びと訂正:もぐチャレ!!の実施店舗に関する記載で「2024年末時点」としていましたが、正しくは「2024年5月末時点」でした。】
食べ放題の「残してしまう」問題、どう解決? 「しゃぶ葉」が始めたユニークな方法
知ってるようで意外に知らない食品ロス問題を“そもそも”から考えるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング