こうした改革を経て誕生した快活CLUB渋谷センター街店は、メインターゲットに女性を設定している。大城氏によれば全店舗での利用客のうち女性は20%ほど。「ですが、都心は1人で行動する女性も多いので40%くらいの店舗もあります」(大城氏)。渋谷という立地の良さに、これまでにない入りやすさを加えた店舗で、さらなる女性利用の促進を目指す。
目標の客数は既存店の2倍としている。既存店での利用時間は平均4時間ほどだが、同店ではカフェのように使われることを想定し、1時間前後の利用を見込んでいる。利用時間は短くなるがその分回転率を上げ、客数増加を狙う。
徹底した調査や若手社員の意見を取り入れ、新しいコンセプトを立ち上げた快活CLUB。女性をはじめ、ネットカフェに見えないハードルを感じていた消費者に、新しいネットカフェの価値観を訴求できるか。
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快活CLUBは、セブンのようになるかもしれない 親会社のAOKIを追い越す日Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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