ドン・キホーテが4月5日に発売した「洗っても型崩れしにくいリュック」が好調だ。リュックを洗濯機で丸洗いできるのが同商品の特徴なのだが、どのようなニーズを反映しているのか? 商品担当者に聞いた。
洗っても型崩れしにくいリュックは、日常使い向けのベーシックタイプ(4389円)と運動やアウトドア向けのスポーツタイプ(5489円)の2種類を用意している。ベーシックタイプのサイズは16(幅)×32(横)×45(縦)センチで、容量は約23リットル。背面部分には、ノートPCを入れるためクッション性が高いパッドを付けた。リュックの両側には、傘やペットボトルなどの収納できるポケットを備えている。カラーはブラックとベージュ2色展開だ。
スポーツタイプのサイズは22(幅)×34(横)×51(縦)センチで、容量は約33リットル。荷物を整理しやすい2ルーム構造を採用した他、リュックの横振れを軽減するチェストベルトを搭載している。カラーはブラックとグレーの2色を用意した。
洗っても型崩れしにくいリュックの特徴は、商品名の通り、洋服のように洗濯機で丸洗いできることだ。一般的にリュックは洗濯しづらいアイテムだが、花粉や衣服の繊維、床に直置きすることによる汚れやホコリ、汗などによって汚れやすい。商品担当者によれば、同社にも「夏にリュックを背負うと汗が染みて不潔だ。そのため洗って清潔にしたいが、なかなか気軽に洗えない」との声が寄せられていたという。
こうした声を受けて社内で聞き込みをしたところ、同じような悩みが多く聞かれた。さらにリサーチすると、リュックを使う人の約80%が「洗いたいが洗わずに我慢している」「型崩れが不安だが洗っている」という調査結果も。「こうした声や調査結果から気軽に洗えるリュックには潜在的なニーズがあると確信し、2023年6月に開発をスタートしました」(商品担当者)
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