社員本人に代わり、退職の意思を伝える「退職代行サービス」が注目を集めている。
アルバトロス(東京都港区)が運営する「退職代行モームリ」の月間利用者は2000人に上るという。特に、新卒を含むZ世代の退職について世間の注目度が高まる中、退職代行がよく利用される職種の傾向とは?
利用者を職種別に見ると、社員、アルバイトいずれも「サービス業」が最も多い結果となった。社員で2番目に多いのは「製造業」となり、「医療関係」が続いた。
一方で、アルバイトの2番目は「販売業」、3番目は「飲食業」となった。労働者の母数が多く人員不足に陥りやすい業界や、勤務時間帯が安定せず、長時間労働が発生しやすい職種の利用者が多い傾向となった。
勤続年数においては「半年未満」の利用が63.2%を占めた。内訳は「1カ月未満」が24.4%、「1〜6カ月未満」が38.7%。退職代行を利用したことがある人のうち、過半数が半年未満で退職している現状が明らかになった。
年齢別に退職代行を利用した人を見ると、20代の利用が6割以上と群を抜いて多い結果に。同社は要因の一つとして、「SNSの普及」「若年層の認知度が高いこと」を挙げている。
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