退職代行利用の経緯、および退職理由について、最も多い回答は「上司からのハラスメント」となり33.9%に上った。「上司から退職を止められる」(30.2%)、「サービス残業がある」(24.7%)と続いた。
全体の9.2%にあたる1466社の企業において、退職代行の利用が複数回あったことが分かった。最も多く退職代行の利用があった企業の業種は「人材派遣会社」で、利用された回数は64回に上った。
新卒社員利用者の割合を月別に見ると、4月が最も多く15.41%。次いで5月が14.15%だった。新卒社員の早期退職者数はGW明けがピークだった。退職の理由については「入社前の契約内容・労働条件と勤務実態の乖離」が最も多く44.7%を占めた。次いで「いじめやパワハラなどの人間関係」が27.9%という結果に。
4〜5月は「入社前のイメージと勤務実態」「職場環境のギャップ」といった理由を挙げる人が多かった。一方、6〜7月は「ハラスメント」「人間関係」を理由とする人が多く見られた。
調査期間は、2022年3月15日〜2024年7月31日。15〜71歳の男女1万5934人から回答を得た。
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