「びっくりドンキー」の運営元であるアレフ(札幌市)が、北海道恵庭市で“エコ”な観光施設を運営していることをご存じだろうか。
エコロジーテーマガーデン「えこりん村」は、敷地総面積150ヘクタールの広大な敷地で最大1000頭の羊が放牧されているほか、季節の花々を楽しめる30のガーデンが広がっている。施設内ではバイオガス発電や廃油ヒーター、地中熱ヒートポンプを活用し、資源循環に配慮した施設運営をしている。
びっくりドンキーといえば、特徴的な店舗デザインや制服のイメージが強いが、えこりん村を見渡してもあまり“びっくりドンキー感”はないように感じる。
アレフはなぜ、エコな観光施設を運営しているのだろう。恵庭事業部 事業部長の青木信二さんと、SDGs推進部の葛西渚さんに話を聞いた。
えこりん村は、アレフが取り組んできた食・農・環境・文化の取り組みについて、体験を通じて学べる施設だ。2006年6月にオープンして以降、約700万人が来場した。
東側のエリアには、アレフの環境配慮の取り組みなどを体験を交えて伝えるパネル展示や土産コーナーを展開するウェルカムセンター、世界一大きなトマトの木として世界記録に認定された水耕栽培のトマトを育てている「とまとの森」などがある。
西側のエリアには、「銀河庭園」と呼ばれる10ヘクタールの庭園が広がる。銀河庭園内には、食べるためのバラを育てるバラ畑や、手作業の田植え体験ができる「ふゆみずたんぼ」がある。広大な牧場では、羊のほかにもアルパカやリャマ、ミニチュアホースなどの動物が暮らしており、牧羊犬ショーも開催している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング