「技術の平準化によって機能では差別化ができない時代、消費者は自身が共感できる価値観を持つ会社や商品を選ぶ」――これはマーケティング界の大家フィリップ・コトラー氏が『MARKETING 4.0』で指摘していることです。
こうした市場の変化を踏まえ、昨今多くの企業では、自社が大切にする価値観や商品・サービスの強みを定義・言語化して市場(顧客、及び潜在顧客)に伝えることを重視しています。その際、「統一した言葉」で発信することもポイントです。
企業として、業界、市場、地域社会、個人などに対してどのように貢献したいと考えているのか。古くは「社是」「企業理念」などの言葉で表現され、最近ではミッション、ビジョン、パーパスなどの言葉で説明されます。
上記に挙げた内容を一貫して社内外に発信し続けると、やがて市場は自社が大切にしている価値観や商品・サービスの強みを正しく理解するようになります。営業部門は、この理解や共感、信頼の土台の上で営業活動を行えるようになります。
広報部は自社の価値観や強みを市場に浸透させるため、「実際に価値観を体現する企業であること」「商品サービスの強みが本物であること」を以下のようにさまざまな角度からプレスリリースやメディア取材、オウンドメディアなどを通して発信しています。
上記のように、広報は自社の商品がどんな人、どんな企業に利用されているのか、どのように評価されているのか、市場や社会にどのように貢献をしているのかなどが伝わるように情報を発信しています。
このように一貫した情報発信を継続的に行うことで企業としての信頼がより強固になり、自社のファンが増え、直接的、間接的に営業活動を後押しします。
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