日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
サンコー(東京都千代田区)が8月7日に発売した「排熱が熱くないスポットクーラー」が人気だ。発売したその日、用意していた在庫が完売。再入荷後もまたたく間に売れ、合計350台が完売した。
「排熱が熱くないスポットクーラー」は、水冷式・ダクトレスのスポットクーラーエアコン。通常のエアコンと同様にコンプレッサーを搭載しているが、本体内部の熱交換器を水で冷却することで、排熱温度を下げている。水冷を使用しない時と比較して、約7度温度を下げることを実現したという。価格は2万9800円。
水冷はあらかじめ水タンクに水をセットし、冷風モードにすることで動作する。水を入れずに使うことも可能で、その際に必要となる、排熱を窓から逃がすためのダクトも付属している。風量は強、弱、自動の3段階。冷風、除湿、送風、おやすみモードを搭載。
サンコーは「エアコンの設置が難しい」「手軽にどこでも使えるクーラーが欲しい」といったニーズに応えるために同製品を開発したという。
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