テレビ離れでも「お茶の間回帰」? Amazon、“奇跡の9連休”に向けFire TV強化(1/2 ページ)

» 2024年12月04日 18時50分 公開
[三好一葉ITmedia]

 アマゾンジャパンが年末年始に向け、オンライン動画コンテンツの視聴を可能にするデバイス「Fire TV」シリーズの展開を強化している。

 アマゾンジャパンの調査によると、“テレビ離れ”が進む中でも「家族やパートナーと、自宅の大画面で配信コンテンツを視聴する人」は増加しているという。同社が着目しているのが、動画コンテンツの消費における、ユーザーのとある変化だ。

photo “お茶の間向け”にFire TVを訴求するAmazon(発表会にて編集部撮影)

コロナ禍で視聴スタイルに変化

 アマゾンジャパンは10月10〜15日、家族やパートナーと同居する15〜79歳の男女1400人を対象に、テレビ画面でのコンテンツ視聴に関する調査を実施。その結果、「家族やパートナーと毎日テレビ画面でコンテンツを視聴している」人は、55.1%と半数以上を占めた。

photo 家族やパートナーとテレビ画面でコンテンツ視聴している人の割合(提供:アマゾンジャパン)

 また、家族・パートナーとの時間を重要視する人のうち、約4割がこの数年で「テレビ画面でコンテンツを視聴する機会が増えた」と感じていることが明らかになった。Amazonデバイス Fire TV事業部 事業部長の西端明彦氏は「テレビの大画面にお客さまが戻ってくるという『お茶の間回帰』が生じている」と話す。

 「2010年代にはスマホやタブレット端末、Youtubeの普及でテレビ離れが起きたが、2020年以降、コロナ禍により在宅時間が増加した。TV番組の見逃し配信など、コンテンツ自体が充実したこともあり、自宅の大画面でこれらを観る傾向が強まったのではないか」(西端氏)

photo ここ数年でテレビ画面でのコンテンツ視聴機会が増加したか(同上)
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