国内では、CtoC取引の活性化に加え、越境ECやBtoC領域への展開が求められてきている。BtoC領域においては、単発アルバイト仲介サービス「メルカリハロ」などの新サービスが好調な滑り出しを見せているようだ。今後のメルカリは、「モノ」の市場だけでなく「ヒト」の市場という新たな分野で収益機会を獲得していくことだろう。
メルカリの2025年6月期第2四半期決算は、取引高の横ばいが続く中で、コスト管理とフィンテック事業の収益化により、大幅な利益成長を遂げた。
今後は、特に国内市場の成長維持、フィンテック事業の拡大、米国事業の収益改善がカギを握る。これらの施策が成功すれば、メルカリの企業価値は一段と向上し、株価のさらなる回復が期待される。
成長と収益性のバランスをいかに取るかに注目が集まりそうだ。
メルカリとリクルートはタイミーの牙城を崩せない、これだけの理由
LUUPと交通違反、タイミーと闇バイト、メルカリとさらし行為――“性善説サービス”はいずれ崩壊するのか
お会計は皿洗いで――メルカリ「お金で払えない中華店」オープン なぜ?
株価低迷のメルカリが打った“大胆な一手”とは? その裏にある経営意図
「メルカリvs.タイミー」勃発 スキマバイト市場の“勝者”はどちらになるのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング